コメ価格が5週連続で値下がりする中、石破総理はきょう、「不安なく増産に取り組める新たなコメ政策に転換する」と表明しました。生産者も消費者も納得できるコメ価格の実現はできるのでしょうか?
山梨県北杜市。7月の日差しを受けて、青々と広がる田んぼ。
望月農業センター 望月茂喜 代表
「これはミルキークイーンという品種です」
もちもちとした食感で冷めてもおいしいとされる「ミルキークイーン」。価格は一般的なコシヒカリより、ややお高めの“ブランド米”です。
いまのところ、生育は順調だといいますが、今年ならではの懸念があるといいます。
望月農業センター 望月茂喜 代表
「(今年は)温度が高いとみんな困ってる。穀物の温度が上がると品質が悪くなります、虫の問題とか」
暑さによってコメの品質や収穫量低下の懸念が根強くなっているのです。
石破総理
「消費者の皆様が安定的にお米を買えるようにするとともに、意欲ある生産者の所得が確保され、不安なく増産に取り組めるような新たなコメ政策へと転換をいたします」
石破総理は今年の生産分からコメを増産すると強調。今年の主食用米の生産量は去年より40万トン増える見込みだということです。
小泉進次郎 農水大臣
「『作付面積を増やしたい』意欲を持っている方々に安心して農作業に当たっていただく見通しが一つ出たと」
ただ、コメを売るスーパーでは、安心できるほどの見通しは立っていないようです。
新鮮市場東本郷店 飯田智成 店長
「もうちょっと(コメの価格が)下がってくれればいいんだけど」
コメ問屋
「どこかで備蓄米があったら、それを買えばいいと変わってきている」
店長が仕入れの交渉する相手はコメ問屋。この店では、数に限りがあって、8月末までに売り切らないといけない備蓄米よりも今後も安定的に取り扱うことができる銘柄米の仕入れを増やしたいといいますが…
コメ問屋
「銘柄米(の価格)はそんなに変動していない」
今週発表されたスーパーでのコメの平均価格は、前の週より119円値下がりし、およそ4か月ぶりに3800円台をつけた一方、「銘柄米」は4341円と、前の週より3円値上がりしているのです。
客
「もうちょっと落ち着いてもらいたい。できれば3000円台くらいになればいい」
販売する15種類のコメのうち最も安いのは茨城県産「コシヒカリ」で5キロ=4317円(税込)。店長は「客がためらわずに買う価格は、5キロ=3000円台半ばだ」と話します。
新鮮市場東本郷店 飯田智成 店長
「備蓄米は当てにできないというか、いつ入ってくるかもわからない。お米屋さんと話して、これから新米ができるまで税込3000円台で売れる単一米を販売できるように攻めていこうかな」
コメの増産で、消費者にも農家にも“安心”を届けられるのか。その一歩が、いま試されています。
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