相続税などの算定基準となる、2025年の「路線価」が発表され、長崎県内では、長崎市の浜市アーケードが最も高くなりました。

「路線価」は、道路に面する1平方メートルあたりの土地の評価額で、不動産鑑定士の鑑定などをもとに、毎年、国税庁が発表しています。

長崎県内で路線価が最も高かったのは、長崎市浜市アーケードの79万円で、3年連続の上昇となりました。

長崎スタジアムシティなど新規開業の影響を受けているものの、既存店舗の建て替えなどでにぎわいを維持できている、と評価されています。

県内にある8つの税務署管内の最高路線価のうち、前の年より下落したのは五島市の本町通りだけで、30年連続の下落となりました。

人口が減少傾向にある中、商業地の集客力が弱まっていることが要因とみられています。
長崎県内の路線価は、前の年から平均で1・1%上昇し、4年連続の上昇となりました。