教育旅行で長崎県内を訪れている香港の若者に、同世代の高校生との交流を通して日本の文化や歴史を学んでもらおうと、30日、長崎市の高校で学校交流が行われました。

県立長崎明誠高校にやってきたのは、香港の五育中学に通う12歳から18歳までの生徒20人です。

生徒たちは4泊5日の日程で九州を巡り、日本の文化や歴史を学んでいます。香港から県内への教育旅行の受け入れは今年度これが初めてです。

国語の先生「『古池や蛙飛び込む水の音』たった17文字の俳句ですが、しっかりと意味を伝えてくれます」

国語の授業では、俳句から思い浮かべる日本の情景や作者の気持ちについて意見を交わしました。

香港の生徒「おーすごいー」

ファッション造形では針山づくりに挑戦。慣れない裁縫もお互いに協力しながら一つの作品を完成させました。

香港の生徒「日本の皆さんは一生懸命話しかけてくれました。有名な俳句も学べて、日本文化の理解が深まりました」

長崎明誠高校の生徒「(コミュニケーションは)難しいけど身振りで伝えられるから、どの国でも通じ合えるのかなと思います。」

同世代の生徒たちとの交流を通して日本文化に触れた香港の生徒たちは、7月1日まで日本に滞在する予定です。