イオンのネットスーパー専用の物流施設で、本格稼働するAIロボットがお披露目されました。人手がかかっていた作業のおよそ30%がロボットに置き換えられます。

無数のロボットが稼働するイオン子会社「イオンネクスト」のネットスーパー専用の物流施設。

記者
「いまロボットが自動で掴み取ったのは、小さな商品です。AIで認識して自動で掴み取っています」

ロボットに搭載されたAIが商品の形状や重さ、傷つきやすさを判断。客から注文を受けた商品を人ではなく、ロボットが取り出し、袋詰めまで行います。

イオンネクスト 野澤知広 副社長
「食品ってなかなかロボットで掴むのが難しい。形状とか重さとか堅さとかいま学習している部分もございまして、現在は3000品をロボットが識別して掴むことができる」

さらに、積載作業も自動化されます。客に配達するボックスは最大20キロまで自動で台車に積み込まれ、従業員の負担軽減をはかります。

来月からの本格稼働で、これまで人が担っていた作業のおよそ30%がロボットに置き換えられるということです。

ネット通販での食品の需要が拡大する中、イオンネクストは、より安定した供給体制を構築していきたいとしています。