盛岡ゆかりの作家、鈴木彦次郎にスポットを当てた企画展が盛岡市で開かれています。

これは鈴木彦次郎(1898~1975)が7月で没後50年を迎えるのに合わせて盛岡市先人記念館が企画したものです。鈴木は約40年を盛岡で過ごし「盛岡文士劇」の立ち上げに携わるなど岩手の文化発展に大きく貢献しました。

会場には鈴木の書籍や原稿、手紙の他、IBCが所有する映像やラジオ音声など73点が展示されています。

明治期の盛岡の出来事などを題材にした小説「巷説(こうせつ)城下町」の原稿は、筆跡などから鈴木の人柄を感じることができます。

(盛岡市先人記念館 坂本志野学芸員)
「岩手の文化に親身になっていた方で、今もそれらが残っていることを感じてもらいたい」

企画展は8月31日まで開かれています。