19日には阿賀野市の住宅地で出没したクマを猟友会が捕獲するなど、クマの目撃情報が相次ぐ新潟県内。令和7年度もクマによる人身被害が既に3件発生しています。
こうしたなか、今年度初の『新潟県鳥獣被害対策本部会議』が開かれました。

【新潟県 鈴木康之副知事】
「クマ出没警戒強化期間として県民の皆様に注意喚起をしておりますので、関係部局、関係機関からも改めてご協力をよろしくお願いします…」
県は、5月に南魚沼市で60代男性がクマに襲われけがをしたため、現在『クマ出没警戒注意報』を発表しています。
27日に開かれた会議では、専門人材の強化と、農作物に被害を加える鳥獣を特定するためのカメラ設置などを、年度内に行うことを共有しました。
【新潟鳥獣被害対策支援センター 小根沢元浩所長】
「例えば畑仕事であったり、山に入るときは注意をいただきたい」

また9月からは、一定の条件の範囲内で市街地での猟銃使用が市町村の判断で可能になる『改正鳥獣保護管理法』が施行されますが、これについて新潟県は、「国に情報を求めていくとともに、現場対応が安全かつ円滑に実施できるよう市町村を支援していく」としています。