高値が続く国産のコメに代えて、弁当店では、いま「備蓄米」や「輸入米」の活用が広がっています。農水省が懸念する“国産米”離れを食い止めることはできるのでしょうか?
「きょうは野菜炒めでごはん大盛り」
コメが高い今、大盛りなんてまさかの言葉がよく聞かれたのはほっかほっか亭。実は、きのうからライス「大盛り」を20円値下げしたのです。
客
「ニュースみてたら値段下がったって、大盛りにしても良いかなと。20円だって10回頼めば200円だからジュース1本買える。そうやって考えたらデカくないですか?」
値下げできたワケは「備蓄米」。ようやく一部確保でき、ブレンドすることで値下げが実現しました。
一方、別のコメを使って安さをキープする店も。
サックサクの唐揚げが入った弁当が破格の350円、弁当はすべてワンコインで買えるのが売りです。
この価格を維持するため、半年前から切り替えたのがアメリカ産のカルローズ米です。
まんぷくや 立石店 小坂綾佑 店長
「安い価格というのはお客さんから反響がありますので。できるだけ値上げをせずに価格を維持できれば。国産米を安い価格で安定供給してもらえるのであれば一番いいですけど。ちょっとでも安く安定した量を供給してもらえるというのでは、カルローズ米が今一番適してるんじゃないか」
いま、輸入が広がる外国産のコメ。今年5月の民間輸入量は1万トンあまりと、昨年度の1年の輸入量の3.5倍に相当します。
小泉進次郎 農水大臣
「米価高騰をこのままにしておいたら、外国からのお米がこれだけ伸びている状況がさらに加速化しかねない。米価高騰対策は引き続き、まだ緩める状況にない」
きょう、農水省は例年よりおよそ3か月前倒しして、輸入米の入札を実施。全体の価格を下げるために格安な輸入米を早く入れるという苦肉の策です。ただ、輸入米が脚光を浴びる結果となり、国産米離れの不安も残る形です。
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