コメの価格の高騰が続く中、JAグループ新潟は会見を開き、備蓄米の放出などによる今年産米の価格下落の懸念を明かにしました。
【伊藤能徳 会長】「令和7年産につきましては、今後需給が大きく緩和することが懸念されます」

27日に開かれたJAグループ新潟の総会でこれから収穫を迎える今年のコメに対する懸念を述べた伊藤会長。
全国的に増産が見込まれる中、備蓄米や、9月に出回る輸入米により新米が販売される時期に、例年よりコメの生産、流通量が多くなる見通しで、新米の価格が下落する可能性があります。

【伊藤能徳 会長】「今年の米価ですが、備蓄米が出てやはり混乱すると思います」

コメの価格を下げようと、こうした緊急的な対応を相次いでとってきた小泉農水大臣については…

【伊藤能徳 会長】「(小泉大臣の施策を)一部私も理解いたしますが、消費者の目線も大事ですが、私はそれと同じくらいに生産者に対しても目配り、気配りが必要だと考えています」

このように述べ、小泉大臣にはこれまで以上に生産現場の声を聞いてほしいと話していました。