九州大学病院は、福岡市に住む8歳の女の子に肝臓と小腸を移植したと発表しました。移植手術を受けたことで女の子は、食事ができるようになりました。
◆栄養の吸収が難しい病気
九州大学病院によりますと福岡市に住む8歳の女の子は、生まれながらにして小腸から栄養を吸収することが難しい「微絨毛封入体病」にかかり、心臓の近くから管を通して栄養をとってきました。さらにこの病気の合併症である肝硬変を発症したため、今年4月、父親の肝臓の一部を移植しました。その後、6歳未満の脳死ドナーが見つかり、今年7月末に小腸の移植を受けました。
◆西日本初の手術が成功、栄養取れるように
肝臓と小腸をひとりの患者に移植をしたのは西日本で初めてです。女の子は、食事から栄養をとれるようになり、拒絶反応もないということです。
九州大学病院・小児外科田尻達郎教授「病気を持った患者や家族のこれからの大きな希望になる」
九州大学病院には小腸移植を待っている人が複数いるということです。
注目の記事
【独自】八丈島・土石流被害の教職員住宅は「土砂災害特別警戒区域」指定も都は入居者に説明せず 2度の改修要求も工事は行われず「ちょっと間違えば死んでいた」 台風22号・23号

20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「ChatGPTと結婚しました」AIからプロポーズされ結婚式を挙げた女性(32)「相談していたら親身になってくれた」一方で葛藤も…【岡山】

誘導された避難先で“土石流直撃”「指定の避難所と別の場所に誘導」台風被害の八丈島 約3週間後も断水続く

「タバコがクマ対策に使える?」「大声を出すことは有効?」クマによる人的被害を防ぐ基本のQ&A 正しく知って無駄な衝突をしないために

デマと誹謗中傷飛び交った宮城県知事選「悪行14選」拡散した男性は? 誤情報でかすんだ政策論争【報道特集】









