2024年、札幌市内のコンビニエンスストアで、店員ら3人を殺傷した男の裁判員裁判で、検察は懲役30年を求刑しました。
宮西浩隆被告45歳は2024年2月、札幌市北区のコンビニで、店の運営会社の社員だった当時40歳の男性をナイフで刺して殺害し、店員2人にも大けがをさせたとして、殺人などの罪に問われています。
犯行当時、統合失調症だった宮西被告の刑事責任能力が争点となっている今回の裁判。
26日、検察側は「事件の結果は、この上なく重大かつ悪質で、幻聴や妄想による原因は限定的であり、踏みとどまる力はあった」として、懲役30年を求刑しました。
一方の弁護側は、「心神喪失」状態だったとして、あらためて無罪を主張しました。
判決は来月2日に言い渡されます。