「アナフィキラシーっていうのは、“ショック体位”が基本なんです」

新潟県上越市で、教育現場での食物アレルギー対応研修会が25日に開かれました。
研修会には上越市内の保育園で働く保育士や調理師ら55人が参加し、緊急時の対応などを改めて学びました。

小児科の医師が講師となり、アレルギー事故が起きた時の学校の対応を紹介したり、アナフィラキシーにつながるアレルギー症状などを解説しました。

参加者は、アレルギー症状が出た時に緊急時に打つ注射『エピペン』を持ち、アナフィキラシーを疑った段階で「迅速に使用しなければエピペンは有効ではない」と教わっていました。

【小児科すこやかアレルギークリニック 田中泰樹院長】
「太ももの筋肉の一番厚い所に打って、筋肉内に0.3ccを注射…」
「怖がらずに適切に動いていけば、何も問題はない。怖がってはいけないかな」
「怖がってエピペンを打ちたくないと言ってると、手遅れになることもありえる」

上越市内の公立保育園・幼稚園・小中学校では、食物アレルギーのある子どもが627人います。

【研修会参加者】
「いつ誰がアレルギーになるかわからないので、毎年アレルギーの研修を受けるのは大事と思います」
「落ち着いて、一人で判断せずに人を呼んで対応したいと思います」

こうしたアレルギー対応研修会は、今後も開催していくということです。