三菱UFJ銀行 新潟支店で働いていた60代の元行員が顧客に架空の金融商品を提案し、およそ4000万円をだまし取っていたことが分かりました。

顧客から現金をだまし取っていたのは1995年から2021年まで三菱UFJ銀行新潟支店で働いていた60代の元男性行員です。

銀行によりますと、元行員は2016年までの9年間、1人の顧客に架空の金融商品を提案し、現金およそ4000万円をだまし取ったということです。

また、2020年には正規の金融商品だと装うために新潟支店のはんこを使って預り証を偽造し、交付していました。

元行員は2021年に定年退職していて去年、顧客からの申し出で発覚。
だまし取っていた金は三菱UFJ銀行が被害者に全額補償したということです。

元行員は23日、有印私文書偽造・同行使の罪で新潟地検に起訴されました。

三菱UFJ銀行は「管理手続きやルールの運用などに課題があったとして、再発防止策に取り組む」とコメントしています。