22日夕方、7年ぶりに噴火した霧島連山の新燃岳。気象庁が、噴火警戒レベルを入山規制の「3」に引き上げました。

気象台は、22日午後4時ごろ、高原町で降灰があったと通報を受け、その後、4時37分に監視カメラで新燃岳の噴火を確認したと発表しました。

新燃岳で噴火が観測されたのは2018年6月以来、7年ぶりです。

気象台が、23日、新燃岳のふもとで現地調査を行ったところ、火山ガスの放出量が急増していることを確認。

火山活動はさらに高まった状態になっているとして、23日午後6時半に噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。

新燃岳の噴火警戒レベルが「3」に引き上げられるのは今年3月31日以来です。

気象台は、新燃岳火口からおおむね3キロの範囲では大きな噴石などに警戒を、風下側では火山灰や小さな噴石に注意するよう呼びかけています。