ロシアによる軍事侵攻により、ウクライナから戦火を逃れ総社市に避難している女性が地域の人に感謝の気持ちを伝えたいと母国の料理を振る舞いました。


「祖母が作ってくれていた子どものころの味です」


ウクライナの首都キーウから今年8月に総社市に避難し、市の職員として働くチジェンコ・アロナさんです。行事などを通じてアロナさんと積極的に交流するなど、温かく迎え入れてくれた美袋地区の人に感謝を伝えたいと腕をふるいました。


地域の人はビーツで色づけた煮込みスープ「ボルシチ」や太く柔らかい麺料理「ハルーシュキー」などウクライナ家庭の定番の味を楽しんでいました。


(地域の人)
「おいしいです、ちょっと珍しい」


(地域の人)
「ウクライナ料理は日本人に合うんじゃないかな。ウクライナのことに関心を持つようになって意義があるんじゃないですか」


(チジェンコ・アロナさん)
「みなさんがおいしいと言ってくれて、とても嬉しいです。子どものころの思い出…我が家の思い出…こうした料理の香りは、まるで自分がウクライナにいるようで、毎日のように作っています」


アロナさんは今後もウクライナの文化を伝えるほか、小中学校での平和学習にも携わるということです。