あさって投開票の東京都議会議員選挙。都議会自民党を揺るがした「政治とカネ」をめぐる、いわゆる“裏金”問題について、有権者や対立候補はどのように見ているのでしょうか?
自民党 田村利光 候補
「今回の選挙も出るかどうか、本当に迷いました」
今回の都議選で「西多摩選挙区」から立候補している自民党の現職・田村利光氏。
3選目を狙いますが、出馬を「迷った」理由とは…
「大変に申し訳ございませんでした」
政治とカネをめぐる、いわゆる“裏金”問題です。
自民党の派閥に続き、今年1月に都議会自民党でも発覚。政治資金パーティーの収入など、およそ3500万円を政治資金収支報告書に記載していなかったのです。
不記載があった都議らは26人。田村氏の不記載金額は公認候補の中で最も多い287万円でした。
選挙区の有権者は、この問題をどう見ているのでしょうか?
有権者
「私としては許せない。そういう人に政治を任せられない」
「悪いことだとは思いますけど。たまたま明るみに出たのが自民党で、ほかの党ではどうなのかな」
「やっぱり説明責任、ちゃんと(説明を)やってほしい。『実はこうだったんだ』と真実を隠し立てしないで」
聴衆を前にマイクを握った田村氏は、観光政策や地域の交通課題の解消などを訴えます。自身の不記載については…。
自民党 田村利光 候補
「これは全て私の不徳。『習慣だったから仕方ない』という声もいただきますが、その習慣に流されてしまった自分の甘さもあります」
説明責任は果たしたのか?田村氏に記者が質問しようとすると。
記者
「田村さん、一つだけ質問を」
スタッフ
「マネージャーなんですけど」
記者
「先ほど不記載の件を」
スタッフ
「書面でお伺いしますとお伝えしてます。書面でいただきたいんですけれども。回らなきゃいけないので、すいません。時間がないので申し訳ないです」
記者
「それでよろしいですか」
田村候補
「はい」
文書で質問すると、田村氏から「説明責任は果たしていると考えている」と回答がありました。
同じ西多摩選挙区の対立候補は、どう考えているのか?
「都民ファーストの会」の現職・清水康子氏。
都民ファーストの会 清水康子 候補
「誰がどういう動きをしてようと、自分は政策実現」
清水氏は23区と西多摩地域の格差是正などを訴えています。
都民ファーストの会 清水康子 候補
「〔Q.(都議会)自民党の裏金問題について、どう考えるか?〕私はそもそも税理士なので、ただただ、それ(クリーンな政治)を履行するのみ」
清水氏は「政治資金の透明化は当然のこと」としたうえで、「政治家として政策で勝負しているので、対立候補に関することには言及しない」としています。
一方、こちらの候補は。
再生の道 奥泉淳広 候補
「『裏金』という言葉の通りダメ、裏金はダメ」
新人の奥泉淳広氏。石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」の候補者です。
行政の無駄を削ることなどを訴えていて、自民党の“裏金”問題に対して、厳しい見方をしています。
再生の道 奥泉淳広 候補
「確信的に昔から、そういうやり方を続けていた。そういう体質は変えなければいけない」
このほか西多摩選挙区では、自治労と自治労連から国民を守る党・梶原元候補、立憲共和党・角田統領候補も立候補しています。
都議選の投開票はあさってです。
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