南風原町の陸軍病院壕跡で、沖縄戦当時、ひめゆり学徒隊が日本兵に食事を運んだ「飯上げ」の作業を大学生たちが追体験しました。

このフィールドワークは沖縄大学で平和学習について研究する学生が企画したものです。

南風原町は全国で初めて、戦争遺跡として陸軍病院壕を町の文化財に指定しています。

学生たちは重さおよそ10キロのたるを持ちながら、沖縄戦当時ひめゆり学徒が兵士の食事を運んだ飯上げの作業を追体験しました。

その後、沖縄陸軍病院南風原壕群20号を見学し、ガイドから戦時中の様子について説明を受けました。

▼企画した佐喜眞寿昭さん(4年)
「今までは体験者から、直接話を聞いたりすることが多かったんですけど、こうやって(戦争遺跡の)現場に出ていくことによって肌で戦争を感じられる」

学生たちはフィールドワークの経験を卒業論文にまとめる予定です。