2021年8月の大雨で壊滅的な被害を受けた青森県むつ市の養魚場から、海峡サーモンの幼魚の出荷が始まりました。

海峡サーモンの幼魚の出荷が始まったのはむつ市の山口養魚場です。
こちらでは、2021年8月の大雨でいけすなどに土砂が流れ込み、養殖していた魚、約30トンが全滅する被害を受けましたが、ボランティアなどの力を借りて再起を果たし、ことしは十分な量を出荷できるまでになりました。
海峡サーモンは、津軽海峡で育てたニジマスのブランド名で、8日、海峡サーモンの生産を行っている組合に淡水で育った幼魚が引き渡され、大畑漁港で海水に入ったいけすに入れられました。

※北彩漁業生産組合 濱田雄一郎組合長
「すごくいい魚を山口養魚場でつくってくれたので大事においしいサーモンになるように育てています。来年はすごく期待できると思う」

幼魚はこのあと、津軽海峡の沖合にあるいけすに移され、約8か月間、養殖され、海峡サーモンに成長します。