イスラエルとイランの攻撃の応酬をめぐり、アメリカのトランプ大統領は「真の終結」が必要だとし、イランに対して核開発の「完全な放棄」を求めました。

アメリカ トランプ大統領
「(イランに求めるのは)終結だ。真の終結だ。停戦ではない」 
記者
「恒久的なものですか?」
トランプ大統領
「(核開発の)完全な放棄だ」

アメリカのトランプ大統領は17日、G7サミット=主要7か国首脳会議からアメリカに戻る機内でこのように話しました。

トランプ氏は2日目のG7サミットへの出席を中止した理由に中東情勢への対応を挙げていて、イスラエルとイランの攻撃の応酬を止めるには、イランによる核開発の「完全な放棄」が必要だと強調しました。

また、イランとの高官協議にバンス副大統領か中東担当のウィットコフ特使を派遣する可能性があるとしたほか、イスラエルが攻撃を抑制する可能性について、「今後の2日間でわかるだろう。現時点は緩められていない」と話しました。

ロシアや北朝鮮によるイランへの支援の動きについては確認されていないとしています。