名古屋市中区の金山駅前にある「柊みみはなのどクリニック」。
4月8日の金曜日、ここに61歳の女性が診察に訪れました。
女性は去年7月に1回目、8月に2回目と新型コロナワクチンの接種を2回受けました。
その後、ことしに入って1月中旬から「舌のしびれ」や「味覚の異常」を感じ、2月には手足の皮膚の表面がめくれるようになったということです。
(体調不良を訴える61歳の女性)
「ことしに入ってから不調続き。今までの自分の体じゃないような感覚が、ことしに入ってから出てきた。『コロナワクチンの後遺症じゃないの?』と主人にも言われた」
体の異常は知らない間に感染した「新型コロナの後遺症」か。
あるいは「ワクチンの後遺症」ではではないかと考えた女性。
3月25日、このクリニックが週1回、金曜日の午後に開設するようになった「ワクチン後遺症外来」を知り、この日初めて受診しました。
今の症状は…。
(体調不良を訴える61歳の女性)
「極めつけは、髪が抜ける。大量に抜けて…、今これウィッグなんですよ」
3月ごろから髪の毛が抜け始め、気づいた時には円形脱毛が2つできていました。
現在、一般的に言われている「新型コロナワクチンの後遺症」とは。
(柊みみはなのどクリニック 内藤孝司・医師)
「頭痛、全身けん怠感、注射部位を含めた全身のどこかの体の痛みを訴える方が多い」
内藤孝司医師によると、岡山大学による追跡調査の結果、ワクチンの副反応の症状を訴えた人のうち、99パーセントが1週間ほどで症状が消失し、1か月症状が続いた人は1パーセント以下と非常に稀だったということです。
クリニックを受診したこの女性は、採血をして1週間後の結果を待つことになりました。
(柊みみはなのどクリニック 内藤孝司・医師)
「現時点では(後遺症か)分からないです。(ご本人の)思いを否定することは難しいし、本当にコロナワクチンが原因かもしれないので。長い期間、治療して結論を出していきたいと思う」
ワクチンの副反応や後遺症について、名古屋市は3月25日から専用の電話相談窓口を設置。
【名古屋市 新型コロナワクチン副反応相談窓口
090-1886-6370 090-1886-6380
土日祝日を除く 午前9時~午後5時】
4月8日までに479人から相談を受け、うち311人を協力する医療機関に紹介しました。
(愛知県 大村秀章・知事:4月5日の会見)
「県独自に『新型コロナワクチン副反応等見舞金』を支給する」
また、愛知県もワクチンの副反応とみられる症状が出た人に対して、「医療費の半額を支給する」ことを決めました。
内藤医師はこうした行政の取り組みを評価するとともに「ワクチン後遺症」とみられる症状が出た人には、こう呼びかけたいと話しています。
(柊みみはなのどクリニック 内藤孝司・医師)
「まずは“経過観察”といって、様子を見ることが大事です。ただし2週間が過ぎて、1か月過ぎて、身体症状が思わしくないようでしたら、早めに医療機関を受診していただければと思う」
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