岩手県は16日、県内でサポウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。症状があったのは30人で、重症者や入院者はいないということです。

集団発生があったのは中部保健所管内の教育・保育施設(園児92人、職員26人)で、5月23日から6月15日にかけて、園児30人に嘔吐や下痢の症状があったということです。
検査の結果、症状のある6人からサポウイルスが検出されました。
症状のある人の中に重症者や入院者はなく、いずれも回復傾向にあります。
保健所は施設に対し手洗いや消毒方法などの二次感染対策を指導しています。

2025年度の県内において、感染性胃腸炎の集団発生は20件確認されています。