新潟水俣病の被害者団体と裁判の弁護団が15日に合同総会を開き、全ての被害者の一日も早い救済を訴えました。

合同総会には花角知事や新潟市の中原八一市長らも出席し、裁判の経過や環境省との交渉の状況などが報告されました。
新潟水俣病は公式確認から60年がたって関係者の高齢化が進み、第5次訴訟の原告は36人が亡くなっています。

【新潟水俣病共闘会議中村周而議長代行】
「生きているうちに解決という願いは、被害者の切実な叫びとなっている」

花角知事は、「救済制度の見直しを国に粘り強く求めていきたい」と挨拶しました。

午後からは水俣病を音楽で伝える集会が開かれ、胎児性水俣病患者・古山知恵子さんが書いた詩に曲を付けた歌が披露されました。

参加者は古山さんが抱く願いや希望などに思いを馳せていました。