イランは13日、イスラエルへの「報復攻撃」を始めました。イスラエルもイランへの攻撃を続けていて、応酬が激化するおそれがあります。
イランは13日から14日にかけて、イスラエルが行った空爆に対する報復攻撃を行いました。革命防衛隊は、軍事施設や空軍基地などを標的にし、数十発の弾道ミサイルが命中したとしています。
イランの最高指導者ハメネイ師は「イスラエルを無力化する。中途半端な対応はしない」と報復を宣言していました。
テルアビブ市民
「本当に怖かった。みんなが無事であることを祈る」
「イスラエル人はこうしたことが自分に起こるかもしれないと常に考えている」
イスラエルメディアによると、これまでに3人が死亡、170人以上が負傷したということです。
イスラエル全土では断続的に警報が鳴っているということで、被害は広がる可能性があります。
また、今回の報復攻撃についてアメリカ国防総省の関係者はJNNの取材に対し、アメリカ軍がイスラエルの防衛に協力したと認めました。
イランの首都テヘランでは市民が集まり、報復攻撃を祝いました。
テヘラン市民
「力と能力を世界に、特に米国とイスラエルに示している」
一方、イスラエル軍は14日もイランへの攻撃を続けていて、イランメディアによると、イスファハンの核関連施設が被害を受けたとしたほか、テヘランのメヘラバード国際空港では戦闘機の格納庫が狙われたとしています。
記者
「イランが開催を要請した国連安保理の緊急会合が間もなく始まります」
こうしたなか、国連安保理は13日、イスラエルがイランの核関連施設などを空爆したことを受け、緊急会合を開きました。
イラン イラバニ国連大使
「これは単なる一国に対する攻撃ではない。国際秩序や国連憲章への直接的な攻撃だ」
イスラエル ダノン国連大使
「もし、あの過激な政権がミサイルに核弾頭を搭載していたらどうなっていたか想像してみて下さい」
イラン側は核施設への攻撃は人道性を欠くと強く非難したのに対し、イスラエル側は自衛のために行った攻撃だと主張しました。
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