米軍嘉手納弾薬庫地区の敷地内で米国製75ミリ対戦車りゅう弾が不発弾が爆発し自衛隊員4人がけがをした事故で、中谷防衛大臣は12日、事故は不発弾の信管が機能しているか確認するための作業中に起きたと説明しました。
この事故をめぐり中谷防衛大臣は12日、参議院外交防衛委員会で高良鉄美議員から「なぜ不発弾に刺激を与える作業をしていたのか」と問われ次のように述べました。
▼中谷元防衛大臣
「不発弾の信管が機能しているか否かを確認するために土やさび等を除去する必要があるということでありますが、これは不発弾処理の過程で行う作業でありますけれども」
中谷防衛大臣は、不発弾の爆発は信管が機能しているかどうか確認するための作業中に起きたと説明しました。
また、「不発弾処理の過程で行われる作業だが危険性があるのは事実」だとして「作業のあり方を見直す必要がある」との見解を示しました。
一方、陸上自衛隊第15旅団は、作業の手順について「マニュアル通りだったかどうか、事故調査委員会で確認中」としています。