中国軍の戦闘機が海上自衛隊の航空機に異常接近し、日本政府が中国側に再発防止を申し入れたことについて、中国外務省は「日本側の行為こそ、危険をもたらす」と反論しました。
今月、太平洋周辺の海域で中国海軍の艦艇などの警戒監視を行っていた海上自衛隊の哨戒機に対して、中国の空母「山東」から発進した戦闘機が追従し、異常接近しました。
日本政府は中国側に対し深刻な懸念を表明し、再発防止を厳重に申し入れましたが、これについて、中国外務省の林剣報道官は「完全に国際法に合致している」と主張したうえで、次のように反論しました。
中国外務省 林剣 報道官
「中国の正常な軍事活動に対して日本の艦艇や航空機が接近し偵察したことが、海や空の安全に危険をもたらした原因である」
そのうえで、「日本側が危険な行為をやめるよう求める」と主張しました。
中国軍は年々その活動範囲を拡大しており、7日には日本の太平洋側の海域で中国海軍の空母「山東」「遼寧」の2隻が初めて同時に確認されています。
2隻の空母の行動について、中国メディアはアメリカの接近を阻止するために中国側が定めた防衛ラインである「第二列島線」にまで到達したと報道。「中国の空母の戦闘力の新たな進歩を示すものだ」とその軍事力を誇示しています。
太平洋側の海域での中国軍の空母の動きは、アメリカをけん制する狙いがあるものとみられます。
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