しなの鉄道は上田駅構内で2023年に発生した脱線事故を受けて、再発防止のための研修を行いました。


研修にはしなの鉄道の社員と県や沿線の市や町の職員36人が参加しました。

2023年6月12日に起きた事故では回送列車4両が脱線し一部の区間が3日間運休。

木製の枕木が腐食してレールの間隔が広がったため、車輪が脱線したということです。

研修には事故後に入社した社員も参加し、現場で事故の状況を振り返るなどして再発防止を誓いました。

事故後に中途入社 田中貫太さん:「風化させないということが大事。自分自身もきょう聞いた話など今後入ってくる人にも伝えていきたい」


しなの鉄道は4600本余りの枕木の交換を概ね終えていて、さらに今後5年間で20億円をかけ、安全対策を講じていくとしています。