イスラエルが侵攻を続けるパレスチナ自治区ガザでの死者が5万5000人を超えました。人道支援物資の配給拠点での死者も相次ぐなど、被害に歯止めがかからない状況が続いています。
イスラエル軍はガザ全土への攻撃を続けていて、中東アルジャジーラは11日、過去24時間での死者が120人にのぼったと報じました。
またガザ保健当局によりますと、おととし10月のイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始以降、ガザでの死者は5万5104人になったということです。
ガザでは食料などの不足により人道危機が深刻化していますが、11日、支援物資を配給する拠点付近でイスラエル軍による攻撃があり、57人が死亡、363人がけがをしたということです。
ガザの停戦交渉をめぐっては、イスラエルとハマスの双方が妥協を許さない姿勢を崩さず、事態の打開は依然として見通せない状況が続いています。
こうした中、中東アルジャジーラなどによりますと、アメリカとイスラエルが支援する「ガザ人道財団」(GHF)は11日、財団に協力するパレスチナ人20人以上を乗せ、物資配給所に向かっていたバスをハマスが攻撃したと発表しました。
これにより少なくとも5人が死亡、複数人がけがをしたほか、人質となった人もいる可能性があるとし、「凶悪かつ意図的な攻撃」だと非難しています。これに関し、ハマスはこれまでのところコメントを出していません。
「ガザ人道財団」は5月下旬に活動を開始して以来、1600万食以上を供給していて、「今後もガザの人々に重要な支援を提供するという我々の任務を継続する」などとしています。
ただ、この財団については、国連や人権団体などが「基本的な人道基準を満たしていない」「イスラエルから独立していない」などと批判しています。
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