ポーランド議会でトゥスク首相への信任投票が行われ、多数派の与党により信任されましたが、大統領選で勝利した野党との対立が深まっています。

11日、ポーランドの下院議会でトゥスク首相率いる政権に対する信任投票が行われ、多数派を占める与党により信任されました。

1日に行われた大統領選挙で、トゥスク首相が擁立した候補が右派の野党候補に敗北したことを受けて、トゥスク首相が信任投票を実施するよう求めていました。

ポーランドでは、外交など政治の実権は首相が握っていますが、大統領は法案の拒否権を持っていて、「ねじれ」の状況に陥っています。

トゥスク首相が推進する親EU路線やウクライナ支援にも影響が出る可能性があり、難しい政権運営に直面しています。