6月3日に89歳で亡くなったミスタープロ野球・長嶋茂雄さんが、監督時代にはいていたベースボールシューズが、6日から広島県福山市で公開されます。

松永はきもの資料館には、「追悼」パネルとともに長嶋茂雄さんのシューズが展示されています。このシューズは、1993年に長嶋さん本人から前身の日本はきもの博物館へ寄託されました。前年に巨人軍の二度目の監督として復帰した長嶋さんが、背番号33をつけて臨んだ秋季キャンプで使用したものです。

シューズは28・5㌢でゴム底、背番号の「33」番が入っています。また左脚の靴の先の部分には、指の跡がくっきりついています。

普段はオリンピアンらのシューズを紹介する「栄光のはきもの」コーナーに展示していますが、長嶋さんの訃報をうけて、ロビーでの特別展示に切り替えました。

松永はきもの資料館 西村あかね学芸員
「この展示を通して靴を見ていただきまして、みなさんの心にある長嶋茂雄さんに思いをはせていただけますと幸いです」

長嶋さんのシューズは当面、ロビーに展示されるということです。