ウクライナに日本円にして5000円あまりを送金したとして、ロシアの大学生が懲役12年の判決を言い渡されました。

ロシアの独立系メディア「メディアゾナ」によりますと、南部ボルゴグラード州の裁判所は先月29日、ウクライナに3000ルーブル、日本円でおよそ5500円を送金したとして、国家反逆罪で21歳の男子大学生に懲役12年の判決を言い渡しました。

男子大学生は、ロシアによるウクライナ侵攻に反対していたといいます。

父親の話によると、オンラインゲームなどを通じて、ロシアとウクライナの早期交渉を求める署名を集めていたウクライナ人を名乗る人物と知り合い、その人物からウクライナの銀行の口座番号を伝えられたということです。

ロシアでは侵攻後、ウクライナに関連する口座や団体に送金したとして、国家反逆罪に問われるケースが度々、起きています。