新潟県の2024年の出生数は9941人となり、統計開始以来、初めて1万人を下回りました。
厚生労働省が4日に発表した2024年の人口動態統計によりますと、新潟県の出生数は9941人で、過去最少だった2023年よりも975人減少しました。1万人を下回るのは初めてです。全国の出生数も68万6061人と初めて70万人台を下回り、統計を取り始めた1899年以来、過去最少となりました。
また合計特殊出生率は全国で1.15、新潟県は前の年より0.09ポイント減少して1.14と、いずれも過去最低となりました。
一方で、新潟県の死亡率は前の年より0.2ポイント増の15.9。
出生数から死亡数を差し引いた人口の自然増減数は、県内がマイナス2万3118人で、過去最大の減少数になったということです。
今回の結果について新潟県は「人口減少対策に万能薬はないので、やれることは全て取り組んでいきたい」としています。