熱戦が続く長崎県高総体、競技5日目の4日はラグビーの準々決勝が行われました。
準決勝第1試合は、白と紺のジャージー長崎北と、緑と赤のジャージー大村工業です。
長崎北は1月の県新人戦、4月の7人制大会の県大会で優勝。ボールを運ぶ速さと、接点での力強さがチームの強みです。
対する大村工業は部員22人のうち16人が高校からラグビーを始めた経験が浅いチームですが、3日の3回戦では強豪・長崎南山を破り勢いに乗っています。
試合が動いたのは開始からわずか2分。長崎北15番の倉本選手が大村工業を振り切りトライ。先制点を奪います。
長崎北はその後も持ち前のスピードで相手を寄せ付けず次々とトライを決めます。
一矢報いたい大村工業は前半27分。
こぼれたボールをしっかり拾って10番田中選手から14番船木選手にパスをつなぐと。そのまま駆け抜け、待望のトライ。
長崎北スタンドオフ・向井悠人選手「焦ったらミスするけん。ゆっくりでもいいけん順目に順目に」
大村工業:松尾邦彦監督「どこにボールを渡すか(相手が)わからん状況を作れ。まともにこうこうこう(ボールを渡すこと)は慣れとるけん」
しかし試合は後半も長崎北のペース。後半だけで8本のトライを決めます。
結果は104対7で長崎北が勝利し、決勝に駒を進めました。
長崎北高校・北嶋勇翔主将「ホッとしています。ミスがあって1トライ取られた分があったのでそこは改善すべき点かなと思います。(新人戦・7人制大会・高総体)三冠目指して頑張ります」
第2試合は青のジャージー長崎北陽台と、赤のジャージー長崎工業が対戦し、去年の王者、長崎北陽台が着実に得点を重ね62対5で勝利しました。
決勝はあさって6日、長崎市のベネックス総合運動公園かきどまり陸上競技場で行われます。