新たな地域住民の足となる『お出かけサポートバス』の運行が3日、新潟市 西蒲区で始まりました。民間病院の送迎バスの空席を活用します。
『お出かけサポートバス』は西蒲区役所と西蒲中央病院が連携して運行します。

【新潟市 堀 峰一 西蒲区長】「病院が運行されています患者さん向けの送迎バスの空いている席を地域の皆さんにもご利用ご活用していただくと」

病院の利用者以外でも無料で乗ることができ、バス停はなく、ルート上であれば好きな場所で乗り降りすることができます。

スーパーやJR越後曽根駅、福祉施設などを通る2本のルートが設定され、平日は1日10便運行します。

【利用者は(82)】「買い物とか、まず年寄りだから医者とか体が具合い悪いと、このコースがなくなれば救急車使うしかなくなる。年寄りにとったらいいこと」

【新潟市 堀 峰一 西蒲区長】「路線バスの拡充というのが運転手確保含めて難しい状況です。地域交通が脆弱なところを少しでもカバーできる方策はないかとご相談させていただいたところ趣旨にご賛同いただいて」

病院側は、バスを利用して積極的に出かけてもらうことで健康面でもプラスになると期待します。

【西蒲中央病院 江部和人 理事長】「出かける手段がなくなって、そこから体の状態がだんだん落ちていく方が多いので、バスを利用して出かけることによって全てではないですけど、健康寿命の延伸の助けになればなと思います」

病院発着のお出かけサポートバスは、住民の健康を支える足にもなりそうです。