
過去にも外国人の目線で厳しい質問が飛び交うことが度々ある、この記者会見。
今回も、イタリアのメディアから2010年の「海老蔵暴行事件」について触れられ、「10年以上たったが、芸能人の喧嘩などのスキャンダルに対して今の日本国内の反応は変わったか?さらに今日明日同じような事態が起こったら日本での反応はどうなのか?」と質問が。
すると、團十郎さんは、“面白い質問ありがとうございます。若い時に喧嘩をするという事は、よくあることだなというふうに正直思います。それが、私自身が市川海老蔵であって、多くの方々に認識されていた人物である多くの方々が、ある程度知っていた人物であったということの中で、そういうような行動をとったことが、私でなければ。多分、世の中のどなたも知らずに終わってしまっていたことだったと思います。ですが、私であったがゆえに多くの方々が反応してくださったのだと認識しております。ですので、過ぎてしまったことに関してはもうどうしようもできないということは事実です。”と、語りました。
続けて團十郎さんは、”しかし、そのときにやはり多くの日本人の方々が、「とんでもないことをした」というようなリアクションがあったということはよく認識しておりますし、私自身も喧嘩をしてしまったことは良くないことだなというふうに思っておりました。ですが、やはり父にも迷惑をかけ、その当時の妻にも迷惑をかけ、また、関係者の方々にも迷惑をかけて、そして正直、皆様にもご迷惑をかけて、多くの方々に迷惑をかけてしまったことは事実ですから、そのことに関して深く反省をし、自分自身、自粛をした期間があったということも事実です。ですから、それを受け止めて、その反省期間をどう次のことに生かせるのかということにあてるという風に、自分は認識していたと理解しています。と話しました。
更に團十郎さんは、”そしてまた、今日明日同じようなことが起こったら。またその時に日本人の方々がどのような反応をされるのか?またあの当時よりも、またどんどん時が経ちまして、日本の倫理感というものは、大きく変わってしまいました。どんどん過敏になってきている。そこ言わなくても良いのではないか。そこをその方のことを指摘しなくて良いのではないかというふうに個人的に思うことがあったとしても、なぜかこう、日本人は今、批判の対象が現れると、よってたかってという言葉なんでしょうか、少し集中的に、その方を非難する傾向が強い国民性の割合が多くなってきてしまっている。それが本当に、正しいことなのか、正しくないことなのかは、やはりこう日本人、今なかなかジャッジができていないのかなと思います。それは海外の方々がそういうことを見てどう理解されるのかということも大変興味深いです。”と答えていました。
【担当:芸能情報ステーション】