雲仙・普賢岳噴火災害の犠牲者をキャンドルで追悼する行事が、大火砕流惨事から34年を迎えた3日夜、長崎県島原市で行われました。

雲仙岳災害記念館で行われた追悼行事には、島原半島にあるおよそ50の小中学校の児童や幼稚園児などが参加し、犠牲者を追悼するため1200本を超えるキャンドルに火をともしました。

「いのりの灯」と名付けられたキャンドルには、それぞれ子どもたちの絵やメッセージが描かれています。

小学校3年生の児童は
「亡くなった方にちゃんと想いが届くように作りました」
「もう起こってほしくないから、ずっといられるようにと思って書きました」
と話していました。

追悼イベント「いのりの灯」は今回で19回目。キャンドルを使った記憶の継承の場にもなっています。