中居正広氏と女性との間に生じたトラブルを「性加害」と認定したフジテレビの第三者委員会に対し、中居氏側が証拠の開示などを求めていることについて、第三者委員会はきょう、「開示を差し控える」とする文書を公表しました。
フジテレビの第三者委員会は中居正広氏と元女性アナウンサーのトラブルを「性暴力」と認定しましたが、中居氏側は「中立性・公正性に欠ける」などと反論し、関連する音声データなどの証拠を開示するように求めています。
この点について、第三者委員会はきょう、「開示を差し控える」とする文書を公表しました。この文書によりますと、報告書の内容に対する中居氏側と第三者委員会側の見解に「依然として大きな隔たりがあり、埋めがたいものであると感じた」としています。
さらに、中居氏側と第三者委員会側の一連のやりとりが「被害者に二次被害を与える危険性があることを懸念している」として、配慮を求めたうえで、今後のやりとりを控えるとしています。
中居氏側はこれまで、第三者委員会が世界保健機関の定義に基づいて「性暴力」と認定したことについて、「定義は個別事案を判定するための法的指標ではない」とし、「『性暴力』のレッテルを貼った。重大な人権侵害だ」などと報告書の内容を批判。
さらに、元女性アナウンサーから「勇気づけられた」とのメールが中居氏に送られてきたと明らかにしました。
こうした第三者委員会側と中居氏側の一連のやりとりについて、元女性アナウンサーの代理人弁護士は「報道機関に公表する文書において、あえて中居氏がこのような言及を行ったことは、女性に対するさらなる加害に他ならないと考えています」としています。
注目の記事
思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

恒星間天体「3I/ATLAS」まだ“真の姿”を見せていない可能性…原因は「宇宙線による日焼け」か 太陽系外から飛来した天体の謎

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

【独自】旧統一教会の"財産移転先"天地正教とは 「弥勒菩薩は文鮮明氏」宣言から濃くなった教会の色...過度な献金要求を元信者が証言 二代目教主「乗っ取られた」旧統一教会の見解は【実態取材・前編】

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本

「すごい話題の宝庫」元新聞記者が限界集落で新聞社 地域密着の小院瀬見新聞「すばらしい過疎地」発信 富山・南砺市









