職場での熱中症を防ぐため、きょうから企業に対して、熱中症対策を行うことが罰則付きで義務化されます。

厚生労働省によりますと、職場での熱中症により死亡した人は、3年連続で年間30人以上に上っています。

こうした職場での熱中症の重症化を防ぐため、きょうから企業が熱中症への対策をとることが義務づけられます。

企業には、▽熱中症のおそれがある人がいた場合に報告をするための体制の整備や、▽必要に応じて医療機関に搬送する手順を周知することなどが求められます。

対象となるのは、▽気温や湿度などを踏まえた「暑さ指数」が「28」以上か気温が31度以上の環境で、▽連続1時間以上、または1日4時間を超えて作業を行う場合です。

対策を怠った場合には罰則が科される可能性があります。