山梨の科学技術の発展に取り組む山梨科学アカデミーの創立30周年を記念して、ノーベル賞を受賞した大村智博士の講演会が、山梨県甲府市で開かれました。

1995年に設立された山梨科学アカデミーは、県民の科学リテラシーの向上や次世代の人材育成に取り組んでいます。

30日は、創立30周年を記念して団体の名誉会長で2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士が、約200人を前に「私の研究」をテーマに講演しました。

この中で大村博士は「研究に取り組みながらも、海外からノーベル賞を受賞した研究者を呼んでセミナーを開催し、常に人を育てることを考えていた」と語りました。

山梨科学アカデミーは、継続して科学の研究に取り組む若手研究者を育成していくことにしています。