トランプ政権が圧力を強めるアメリカのハーバード大学で卒業式が行われました。

学長
「2025年の卒業生のみなさん、地元から、全米から、そして世界中から集まっています。これがあるべき姿です」

29日に行われたハーバード大学の卒業式。卒業生からも留学生の存在意義を訴える声が多く聞かれました。

卒業生
「私は留学生ですが、多様性こそがハーバードでの経験を生き生きとしたものにしたと思っています」
「政府が私たちを認めるかどうかは関係なく、ハーバードで学ぶことへの情熱を示すためにここにいます」

連邦地裁は29日、トランプ政権の留学生受け入れ資格の取り消し措置について、一時差し止めを継続する方針を示しました。

判事は今後、正式な差し止め命令を出す意向を示したということで、当面は大学が留学生を受け入れられる状況が続く見通しとなりました。