ロシアとの和平にむけた協議をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領と3者会談を行う用意があると述べました。

ウクライナメディアによりますと、ゼレンスキー大統領は27日の記者会見で、トランプ大統領、プーチン大統領との3者会談のほか、トランプ氏と、プーチン氏、またはゼレンスキー氏という2者会談など「あらゆる形式で会談する用意がある」と述べて、改めて首脳会談への意欲を示しました。

ゼレンスキー氏のこうした意向を「アメリカ側もロシア側も知っている」としています。

また、ロシアとウクライナによる次回の直接協議の開催地についてトルコやスイス、バチカンなど複数の候補地が検討されているとしたうえで、トルコが「最も現実的な選択肢だ」と述べたということです。

ゼレンスキー氏はまた、来月、カナダで開かれるG7=主要7か国の首脳会議に出席することを明らかにしました。

各国の首脳らとの会談が行われる可能性があります。

記者
「両大統領の会談に同席しますか?」
トランプ
「必要ならそうします」

アメリカのトランプ大統領は、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領の会談が行われれば同席する用意があると話しました。

また、ロシアに対して警告している追加制裁について、「取り引きが成立間近だと思えばそれを台無しにしたくはない」と話し、ロシア側の対応を見極める考えを示しています。