トランプ政権がアメリカに留学を希望する人たちの学生ビザについて取得のための面接の新規予約受付を一時停止するよう指示したと報じられたことについて、中国外務省は「学術交流は妨害を受けるべきではない」と懸念を示しました。

アメリカのニュースサイト「ポリティコ」は27日、ルビオ国務長官が世界各国のアメリカ大使館に対し、学生ビザ取得のための面接予約の新規受付を一時停止するよう指示したと伝えました。

これについて中国外務省の毛寧報道官は28日の記者会見で懸念を表明しました。

中国外務省 毛寧 報道官
「中国は、正常な教育分野の協力や学術交流が妨害を受けるべきではないと一貫して考えている」

そのうえで、毛報道官は「アメリカは、中国を含む各国からの留学生の合法で正当な権益を保障するよう強く求める」と述べました。

アメリカ国務省によりますと2023年度、中国からアメリカの留学生は27万7398人だったということで、大きな影響が出ることが予想されます。