国会で野党の追及をかわし続けた小泉農水大臣。備蓄米の円滑な流通にむけ、午後は関係者との面会を重ねました。国交大臣には物流面での支援を要請。
小泉進次郎 農林水産大臣
「いま随意契約で作っているルートは、今までのが一般道だとすると、これは高速道路を作ったわけです。この高速道路でどんどん流していきたい」
さらに15分後には、コメの卸売りの業界団体には精米や商品化など、流通面での協力を求めました。
その備蓄米について、きのう深夜…
小泉進次郎 農林水産大臣
「一旦、随意契約の現時点の大手小売り対象のものは休止したうえで、新たな随意契約を早ければ金曜日再開したい」
大手の小売業者から申し込みが殺到したため、2022年産“古古米”の随意契約受付の一時休止を表明。そして2021年産のいわゆる“古古古米”を、新たに中小のスーパーや町のコメ店に売り渡すことを明らかにしたのです。
再開は、早ければ今週金曜日。店頭価格は「5キロあたり1800円程度」まで安くなると強調しました。
この“古古古米”。街のコメ店は実際にどう考えているのでしょうか?
片岡米穀店 片岡文人 店主
「古米臭は精米しても残る。おいしく食べられるレベルに上げられるブレンド技術を持っている。技術を活かして、ほかのスーパーと差別化して販売したい」
一方で、手間をかけたとしても“本当に売れるのか”という不安を抱えています。
片岡米穀店 片岡文人 店主
「(販売価格が)2000円というふうに農水省に決められている。まわりのスーパーで買ってもどこで買っても中身は同じだと。我々のところに来てくれるのか、疑問というか不安なところ」
また、売り渡しの対象に加わった中小のスーパーからは、こんな課題があるとの声も。
中小スーパー
「玄米の輸送から精米、袋詰めまでを一貫して対応するには、ノウハウが全くない中では厳しい。今は手を出そうと思っていない」
実際に、精米能力のあるこちらの卸売り業者には、備蓄米の購入を決めた小売業者から、精米の依頼が来ているといいます。
ギフライス 恩田喜弘 社長
「過去にない契約で驚いている」
この“逆転現象”に社長は疑問を呈しています。
ギフライス 恩田喜弘 社長
「“卸業者飛ばし”みたいな契約は、本当にいいのか疑問に思う」
とにかく早く、と重ねて強調する小泉大臣。
小泉進次郎 農林水産大臣
「1回熱すぎているマーケットに水を差さなければいけない。冷静にさせなければいけない」
“古古米”は見込み通り、来月上旬から食卓に届くのか。あす、一部では引き渡しと精米作業がスタートする見通しです。
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