20代男性が警察官をかたる詐欺グループに50万円をだまし取られる被害に遭っていたことがわかりました。男性の携帯電話に「インターネットホットラインセンター」を名乗る自動音声が入り、警察官をかたる人物とつながりました。

増加する「警察官を名乗る特殊詐欺」

砺波警察署によりますと、5月5日、砺波市在住の20代男性の携帯電話に、非通知設定の電話がかかってきました。電話に出ると、自動音声で「インターネットホットラインセンターです。あなたの携帯電話が2時間以内に使用できなくなります。詳しくはダイヤル1を押してください」と流れました。

男性が指示通り「1」を押すと、今度は同センターの職員を名乗る男につながり「中目黒であなた名義の携帯電話が契約されている。その携帯電話から迷惑メールが送信され、被害届も出ている」
「このまま中目黒署につなぎます」と告げられました。

電話は中目黒署のカネコを名乗る男につながり「事件なので、今から中目黒署に来られますか」と尋ねられました。男性が行けないと伝えると、通信アプリ「Signal」をダウンロードしてビデオ通話をするよう指示されました。