新潟県佐渡市では2025年では初めてとなる『トキの放鳥』が行われ、4羽が箱から自然界に飛び立ちました。
28日には当初10羽の放鳥を予定していましたが、今回オス・メスそれぞれ2羽ずつが放たれました。

これまでの放鳥では、島中央の平野部にトキが集中している事がわかっています。
そのため今後の繁殖への影響が懸念されており、今回は初めて、放鳥場所を両津に近い「椎泊」にしたということです。

【環境省 佐渡自然保護官事務所 北橋隆史 主席保護官】
「できれば(平野の島中央部ではなく)棚田がある中山間地で、これから増えていってほしい…」
佐渡市の野生下では、2024年末時点の推定で576羽のトキが生息しており、2025年にも、野生下で生まれた2羽の巣立ちが既に確認されています。
