今月3日、富山県南砺市の山中で山菜採りをしていた60代の男性が、クマに襲われてけがをしていたことがわかりました。今シーズン初めてのクマによる人身被害を受けて、県はツキノワグマ出没警報を出し、クマへの警戒を呼びかけています。

周辺住民
「その(被害にあった)方から、クマともみ合ったって聞きました。山の中走ってますわ、めっちゃ速い」

加賀谷悠羽記者
「クマの人身被害があった南砺市小院瀬見です。周辺住民によると、毎年この時期にクマの出没が相次いでいるということです」

県や南砺市によりますと、今月3日午前6時ごろ、南砺市小院瀬見の山中で山菜採りをしていた60代の男性が、ツキノワグマ1頭に襲われました。男性はクマに抵抗したものの、左のふくらはぎにかみつかれ、軽いけがをしました。

周辺住民
「クマはススタケが生えているところ知っているから、そこへ来るので、クマが(ススタケ)採るか人間が採るか。1日2回パトロールして何かないかなって見ている」