「年金制度改革」をめぐり、自民・公明の与党と立憲民主党はきょう夕方、党首が会談し、修正案について正式に合意する見通しです。これにより、法案の週内の衆議院通過がほぼ確実な情勢となりました。

後半国会の焦点の一つ、年金改革関連法案をめぐっては、きのう、自民・公明・立憲民主3党の実務者が修正協議をおこない、政府提出法案では削除された「基礎年金」の底上げ措置を法案の付則に明記することで大筋合意しました。

これを受け、きょう午後4時すぎから石破総理と公明党の斉藤代表、そして立憲民主党の野田代表が国会内で会談し、正式に合意する見通しです。

野田代表はけさ、合意すれば法案を3党で共同提出し、あすから審議入りするという考えを示しました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「明日からでも原案と修正案をもとに審議が始まるように、というような詰めをきょうはやっていきたい」

法案は週内にも衆議院を通過することがほぼ確実な情勢で、3党はいまの国会での成立をはかりたい考えです。