学童疎開船「対馬丸」の悲劇を伝えるドキュメンタリー映画を制作した監督が北中城村で講演し映画に込めた思いなどを話しました。
今月24日に開かれた平和講演会に登壇したのは、「対馬丸」をテーマとした映画『満天の星』に出演し監督も務めた俳優の寿大聡(じゅだい・さとし)さんです。
寿大さんは、対馬丸の乗組員だった祖父から、凄まじい衝撃の後船内に大量の海水が流れ込んだ沈没の様子や、海に投げ出された子どもたちをいかだに引き上げ漂流の末に生還した体験を聞いていました。
映画ではなぜ対馬丸が狙われたのか、護衛していた日本軍の艦船はどうして救助しなかったのかなど、謎の真相に迫りながら戦争の理不尽さを訴えています。
ドキュメンタリー映画『満天の星』は、今年7月4日から沖縄で先行公開される予定です。