鮮やかなブルーの花が美しいヒスイカズラが富山県中央植物園で4年ぶりに開花し、今がまさに見頃です。

ヒスイカズラは尖った翡翠色の花が特徴のフィリピン原産のマメ科のつる性植物で、長いもので全長20メートル以上に達します。

1995年に富山県中央植物園が筑波実験植物園から譲り受け順調に成長していましたが、2021年5月に重みで支えのロープが切れ、つるが落下、ほとんどを切除することになりました。

その後、残ったツルがゆっくりと成長し、5月23日に4年ぶりに花が咲きました。

富山県中央植物園 温室課長 吉田めぐみさん
「野生では絶滅してしまったといわれている貴重な植物でもありますので、ぜひ植物園で翡翠の花を見ていただければと思います」

ヒスイカズラは6月上旬まで楽しめ、落下した花弁は容器に入れて展示してあり、鮮やかなブルーの花を身近で楽しめるということです。