カターレ富山は27日、小田切道治氏(46)の監督退任と、今季横浜F・マリノスアシスタントコーチの安達亮氏(55)の新監督就任を発表しました。

小田切道治前監督(5月8日撮影)

カターレは27日時点でJ2リーグ3勝7敗6分。20チーム中17位で、3月9日のジュビロ磐田戦以来リーグ戦は12試合勝利から遠ざかっていました。

25日に行われた天皇杯1回戦の順天堂大学戦は2-1でカターレが勝ちましたが、小田切氏の指揮はこれが最後となりました。

カターレ富山の左伴繁雄社長(69)は「小田切監督は選手終盤時代からカターレ富山一筋でクラブに貢献してくれました。こうしたキャリアを通じて、強度と熱量ある守備力の高いチームを作り上げてくれました。今後はその経験をベースにカターレ以外のクラブで経験を積みながら指揮者としての幅を広げていくことを願ってやみません」とコメントしています。

小田切氏は過去にJリーグでの監督経験はありませんでしたが、2022年9月のシーズン途中、カターレのヘッドコーチから監督へ昇格しました。

2023年には最終順位を3つ上げて3位、3シーズン目となった2024年はリーグ戦3位でプレーオフを経てチームを11年ぶりのJ2復帰へ導きました。