本格的な雨のシーズンが近づいています。気象庁の27日発表の予報によりますと、今週末(5月31日~6月1日頃)から来週初めにかけて日本列島は不安定な天気が続く見込みです。低気圧や前線の影響で、各地で雨や雷雨の可能性があり、特に南西諸島と西日本では大雨に警戒が必要です。また、強風や高波にも注意が必要です。

気象庁が5月27日に発表した週間天気予報によると、27日から6月2日にかけて、日本列島は変わりやすい天気が続く見通しです。

27日から28日にかけては、千島近海にある低気圧が北東に進み、それに伴う前線が日本の東から南にかけてのびる見込みです。この前線上には、日本の南に気圧の谷が形成され、北東に進むと予想されています。

衛星画像(27日午前5時半)気象庁

南西諸島では、1時間に10mm前後のやや強い雨が降る可能性があります。また、高気圧が東シナ海から日本海を東北東に移動し、その影響で西日本から東日本の太平洋側では気圧の谷となる見込みです。

予想天気図(27日午後9時)気象庁

29日には、東シナ海で新たな低気圧が発生し、日本の南へ進む予想です。この低気圧の発達具合によっては、沖縄・奄美地方で警報級の大雨となるおそれがあります。

30日から31日にかけては、日本の南を低気圧が東進し、それに伴い広い範囲で雨が降る見込みです。同時に、オホーツク海から千島近海にかけて高気圧が移動してきます。

この期間、大気の状態が非常に不安定になるため、各地で激しい雨や雷雨の可能性があります。