2023年度の富山県内のいじめの認知件数が、現在の形での調査開始以来、過去最多となったことがわかりました。

これは本日26日の県のいじめ問題の対策会議で示されたものです。

これによりますと小学校、中学校、高校に特別支援学校を合わせた県内の学校のいじめ認知件数は、2023年度で3100件と、前の年から1000件あまり増え過去最高となりました。

また、身体的な被害や長期欠席などの「重大事態」は19件と、前年度より8件増えこちらも過去最高となりました。

一方、富山市は去年12月20日付で市教育委員会から市長に報告のあった3件のいじめの重大事案について、再調査の必要はないと判断したと発表しました。

3件の詳細について市は明らかにしていませんが、必要な調査が行われ、文科省のガイドラインが示す再調査が必要なケースに該当しないことが確認されたこと、調査結果報告書に再発防止のための対策が示されたことの2点を判断の理由に挙げています。
